*Love Mail*-恋のはじまり-








泣きながら、ちひろはこう言った。






「ホント…??」





だから、俺も答えた。






「本当だよ。」






「夢じゃない…??」







「夢だったら困るんですけど…。」







そして、俺はちひろを自分に引き寄せ、優しく抱きしめた。







「俺ね、ちひろを傷つけたくなかった…。恵理と同じような思いをさせたくなかった…。でも…やっぱり手放せなかった…。」





いや、手放したくなかったんだ…





「蓮…。」



< 241 / 246 >

この作品をシェア

pagetop