*Love Mail*-恋のはじまり-
泣きながら、ちひろはこう言った。
「ホント…??」
だから、俺も答えた。
「本当だよ。」
「夢じゃない…??」
「夢だったら困るんですけど…。」
そして、俺はちひろを自分に引き寄せ、優しく抱きしめた。
「俺ね、ちひろを傷つけたくなかった…。恵理と同じような思いをさせたくなかった…。でも…やっぱり手放せなかった…。」
いや、手放したくなかったんだ…
「蓮…。」