タイトルなしの物語
scene14<幸せと不幸>
「行ってらっしゃい」
「行ってきまーす」
次の日、私はいつもと同じ時間に家を出る。
「よ!」
道路に出るとやっぱりいつものように太陽がいる。
「おはよー」
私がトコトコ近づくと、普通に手を繋いでくれる。
「あったかい…」
「当たり前だろ?」
誇らしげに言う太陽に私はキュンってなる。
「へへ…」
「なんだよ…」
「ううん?幸せだなって思って」
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scene14<幸せと不幸>