タイトルなしの物語


「え…っと」


部屋に入ったものの、どう切り出したら良いか困っている様子の春香。


よし!ここは俺から…。


「春香?」


「なななな何!?」


いや…動揺しすぎだろ。


ちょっと傷つくな。


「俺の話から聞いてくれる?」


「え?あ…うん」


春香はそう言ってベッドの端に座った。


俺は春香の前に立って、口を開いた。


< 140 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop