タイトルなしの物語
部屋に入った私は、まず英語から手をつける。
英語は好き。
国語の次にだけど。
理解できた時、何とも言えない喜びがある。
コンコン…
ん?窓を叩く音…?
私は不思議に思いながら窓を開ける。
「入って良い?」
ベランダに立っているのは太陽だった。
「へ?あ…うん、良いけど?」
私は挙動不審になってしまう。
「けど、何?」
「ううん…太陽から来るの珍しいなって思って」
いつもは私から行くから。