タイトルなしの物語


「つまりは…」


太陽は横目で私を見る。


「嫌なんだ?」


寂しそうに私から目を逸らした。


え…。


「ち…違う!違うって!ねぇ…」


私は必死に、戻ろうとしている太陽の腕を掴む。


「そ?違う?」


なんか…今日の太陽いつもと違う?


「じゃあ、いて欲しい?」


いじわるだ…。


今日の太陽、いじわるだよ…。


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