タイトルなしの物語
「うわぁ…夢の国だ…」
私達は千葉県にあるお馴染みの遊園地にやってきました。
「でも…絶叫系ばっか」
実は私、絶叫系が大の苦手。
「えぇー!楽しいのに!?」
瑞恵は絶叫系好きだからなぁ…。
中学の修学旅行でもこんな会話をした気がする。
「紫苑と瑞恵、俺と朱莉で動けばよくね?」
誰も想像しなかった太陽の発言。
「お前…昨日から変わったな」
紫苑までビックリしてる。
「でも、いいんじゃない?」
瑞恵が私を見ながら言うもんだから、わたしはまた真っ赤になってしまった。
「朱莉…そんなに顔赤くできるんだな」
これも紫苑の言葉です。