タイトルなしの物語
結局、太陽が提案したように行動することにした私たち。
「…あ」
「どうした?」
私はポケットに手を入れて、あることに気がついた。
「紙袋がない…」
昨日使ったんだ…。
「あそこにでも入って余分に貰う?」
そう言って太陽が指したのは、ファストフード店。
「うん」
私は太陽について店に入った。
「いらっしゃいませ~」
店員さんの元気な声が店内で響いた。
「何頼む?」
そう言われて困った。
そういえば今、おなか空いてない。