タイトルなしの物語


結局、太陽が提案したように行動することにした私たち。


「…あ」


「どうした?」


私はポケットに手を入れて、あることに気がついた。


「紙袋がない…」


昨日使ったんだ…。


「あそこにでも入って余分に貰う?」


そう言って太陽が指したのは、ファストフード店。


「うん」


私は太陽について店に入った。


「いらっしゃいませ~」


店員さんの元気な声が店内で響いた。


「何頼む?」


そう言われて困った。


そういえば今、おなか空いてない。





< 63 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop