タイトルなしの物語
「そっか…朱莉って好きな奴とかいんの?」
突然何を言っているんだろう…。
私はきっとタコみたいに真っ赤な顔で太陽を見上げている。
「な…何よ急に!」
どこからどう見ても動揺している私。
「ははん…いるんだな?」
いつもの意地悪顔で聞いてくる太陽。
そんなこと教えられる訳ないじゃん!
「よっしゃ、頑張って当ててやる!」
急に何に燃えているの?
太陽はものすごくやる気になっている。