タイトルなしの物語


「うわぁ…お姉ちゃん自分から誘っちゃうの?」


「朱莉も大胆になったものねぇ…」


ちょっと待って?


何で2人ともこんな言い方なの?


私はさっぱり分からずただただ2人と太陽の顔を見比べる。


「じゃあおばさん、夕飯になったら呼んでもらえますか?」


太陽は私の手を引っ張って階段へと導く。


「ええ、朱莉をお願いね?」


お母さんったら…ただ数学を教えてもらうだけだって言うのに…。


それに、さっきの美春の反応。


あれは一体…?


< 90 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop