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達也はもう無我夢中で私の口の内を犯していって、激しさのあまり私は息をするのもやっとだった。
腕の力もいつもの倍ぐらい強くて、私なんかの力じゃ全然敵わない。
そのままの体勢で軽々と持ち上げられると反転させられて、もう私の体はさっきとは反対の位置にあった。
私を抑えこむかのような達也の腕のせいで身動きがとれなくて、もうなされるがままで。
でもそろそろ本当に苦しくなってきたから、やばいかも…


「た…つや……っはぁっ…苦しいってばっ…」


いつもより長くて深いキスのせいで、私の頭は酸素を欲しがってて、さっきよりもぼーっとしてきた。

それなのに達也はそんなこと全くのお構いなしで、キスを続ける。


達也…どうしたのかな…風邪で人恋しくなってるとか…?


頭の片隅でぼんやりとそんなことを思うものの、やっぱり抵抗はやめられない。


「…達也ってばっ…んっ…………んんっ!?」


達也の手が私のブラウスの中にするりと入ってくるのが分かった。
私はダメダメと伝えようと首を振り両手でその手を抑える。


「…ダメなの?」


少し機嫌の悪そうな達也の声が聞こえて、私の口はやっと解放された。
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