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「大丈夫。すぐに我慢できなくなるから」


その自信はどこから来るんだろう…
達也はいつも何をするときも自信に満ちあふれてて、本当にすごい。
すごいのは自信だけじゃなくて、本当に実行にしちゃうところ。

それは今のこの状況にも当てはまることで…。


「葵、そんなに我慢することないのに。…ほら素直になりなって」


やだやだやだっ
絶対に我慢するんだから…

達也のニヤニヤした顔を軽く睨みながら私は堪える。

でも…もうそろそろダメかも…
いっぱいいっぱいまで我慢してるせいでよけいに反応するカラダ。


「…やっ…ダ…メッ……」


「ん?なにが??」


また執拗に激しくなる達也の手。


そういえば、この前桜に会ったとき葵ちゃんはSなの?それともMなの?なんて真剣に聞かれちゃって困ったっけ…。

私はどちらかよくわからない。

けど、達也は確実にS。
遠くなる意識の中でそんなことを思ってた。


え…?あっ…もう…ダメ


私の中で何かがパンッと弾ける音がした。
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