tea
本当に笑えなくなったのはいつからかな…
本当に泣けなくなったのはいつからかな…
桜にまで嘘をつくようになったのはいつからかな…


桜といるときまでこんな風に思っちゃうなんて、私相当まいってるのかな。
ついにはフッと自嘲的な笑みをもらしちゃう。


「…なのぉ?…ねぇ葵ちゃんってば!!」


はっと我にかえると、桜がほっぺを膨らまして怒っていた。
ごめんごめんと手を合わせて謝ると、しょうがないなぁっと桜はまた言ってくれた。


「最近達也くんとはどうなのぉ〜??」


「どうもこうも普通だよ」


私があまりにも動揺せずに答えたものだから、桜はちょっと納得がいかないようで。


「今日は風邪で寝てるみたいだけどね」


さらにそう付け足す。
昨日の夜メールしたとき体調が悪いから早く寝るって言ってた。この前から咳してたから薬飲むように言ったのに…。


「一人暮らしだし心配だね…大丈夫かなぁ…」


「大丈夫でしょ。今日ちょっと寄ってみようと思ってるしね」


本気で心配してる桜に優しく声をかけると、ちょっとホッとしたみたい。
でも確かにいつもうるさいぐらいに元気な達也が風邪なのは、私も本気で心配。
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