葉っぱの法則
「…何、ですか…話って…」
話かけられた事が嬉しすぎて、かなり緊張している。
板橋君も緊張しているのか、部活帰りだからなのか、額に汗が滲んでいた。
「あの!!」
意を決したように、板橋君はあたしの顔を見た。
あたしも板橋君の顔を見ればよかった。
あたしは
「ずっと前から」
目を丸くしてしまったよ…
「篠さんの事が好きなんだ!」
告白をされたのに…
初めての告白だったのに…
気付いてしまったんだ。