葉っぱの法則
「……なの…」
「え?」
「いくらなの?あたしがこの告白をOKしたら、あなたはいくら貰えるの?」
「っ、何の事?俺は本気だよ。」
板橋君は焦っていた。
ギクッって擬音がつく位にね。
「それは賭けの意味の本気でしょ?すごいね。夜のお墓に一人で行く度胸試しみたいに、ヤンキーみたいなあたしにお金を賭けて告白する。あなた、お化け屋敷とか絶叫マシーンとか平気でしょ?いいなー、あたしは絶対無理。羨ましい限りだよ。」
次々と言葉が出る。
最終的には意味不明なことも言ってしまった。