happy birthday~君との約束~㊤


「真紀…!!」


手首をつかまれて私は止まることしかできなかった。


「どうしたの?…何かあったの?」


お互い息が切れている。


だけど、分かる。


翔太の優しさが今は苦しいの…。


今まで溜めてきた思いが溢れてしまいそうで怖い…。


「私…生まれてこなきゃよかったのかな…?」


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