私の歩く道

「おい」

「なに」

「電話」

「いいよ」

「は?でろよ」

「いいって」

「早く」

「うっざい!切れ!
今すぐ携帯の電源を切れ!」

「もしもし」

「ありえない」

私は部屋を出て
コミュニティーの裏に行き

階段から空を見た

多分あの電話は優香

考えただけてさっきの夢が蘇る

一瞬冷たい風がふいた

「最悪」

なにもかも全部なくなればいいのに



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