私の歩く道

だんだん普通に戻ってきた

そして分かる

キスしてた男の人に支えられてる?

だけど息は整わない

必死に袋の中で息をする

また目を閉じる

そしたら意識まで落ちた




「ん?」

目を擦る

腰を少しあげ壁にもたれる

胸元までかけていた毛布が足へ落ちた

誰だろ

周りを見る

二階の部屋だ

自分の荷物が見えた

「はぁ。」

「やっと起きたか」

「え?」

誰もいないと思ってたのに

隣でだるそうに壁にもたれかかってる
あの嘘つき男がいた



< 31 / 46 >

この作品をシェア

pagetop