私の歩く道
めんどいからって嘘つくな
「嘘ぢゃねーよ。
お前にはこの制服みえない?」
嘘つき男は隣の紙袋に入っている
近くの高校の制服を指さす
「なに?げっ!
コスプレ?趣味?ダメだよ?
20過ぎてるなら分かるよね?
頭可笑しいの?」
本当に頭大丈夫?
「ちげーわ。なんだよ趣味って
趣味で制服集めてる奴なんか
頭イってんだろ」
「だからあんた頭イってんでしょ?」
「よっ!ナオお前どうしたんだよ!
めっちゃ早くない?」
「はぁ?
オメーが頭イってんぢゃねーの?」
「え?ちょ聞いてる?」
「意味分かんない!
趣味が制服集めの嘘つき男よりまし!」
「誰?この可愛い女の子」
「オメー殺されてーのか?
しかもなんだよ。嘘つき男って
俺がいつ嘘ついたんだよ」
「てか今日学校いくの?」
「殺す?やれるもんならやってみなよ
顔的に嘘ついてんぢゃん」
「なんだよ顔的にって
意味分かんねーよ」
「意味分かんねーのはこっちだよ」
「「さっきからうるせー(さい)!!!」」
「お前らがな。」