猫が好き!
もう今日は現れないのかも知れないと思いながら、機械的に更新ボタンを押した時、唐突にあいつが現れた。
反射的に右手のリターンキーを叩く。
進弥はツールの画面を凝視した。
わずか数秒の動作時間がやけに長く感じる。
やがてコピー終了のメッセージが表示され、進弥はホッと息をつき掲示板の記事に目を移した。
シンヤ:クリスマスに大仕事が待っているので、それまで商売は休止します。
(てことは、こいつがここに現れるのはこれで最後?)
「冗談じゃない!」
叫んだと同時にキーボードを叩いていた。