キミと私の理想論(短編)【完】
『そういう意味じゃないって!誉めてるんだから』
舞花は、慌てたようにそう言うけど、全然誉められてる感じがしないのは私の気のせいだろうか?
そんな時だった、
『舞花〜!』
『あっ、崇!!』
なんと、舞花の愛しのダーリン、タカちゃんがいきなり登場。
舞花にぎゅーっと、抱きつくタカちゃんは、なんだかかわいい。
『…タカちゃん、人前でイチャつくのはやめようよ…』
とりあえず、私は、そう宥めてぉいた。
てか、タカちゃんがいるってことは…。
『崇!』
案の定、後ろからそんな声が聞こえてきた。