キミと私の理想論(短編)【完】
『よっ、舞花ちゃん、久しぶり!崇、あんまり舞花ちゃんに迷惑かけんなよ』
そう言って登場してきたのは、タカちゃんの友達の水谷千歳。
キラキラ笑顔で舞花に微笑んでいる。
…私は、無視ですか!?
『…あれ?なんだ、沙織もいたんだ?気付かなかったわ』
イラッ
『…ふふふ、タカちゃんのおまけさん、用事もないなら自分の教室に帰ったらどうかなぁ〜?』
わざと、にこやかな笑みを浮かべながらそう言うと、
ちっ
…今、舌打ちしたよね?
明らかに私に対して舌打ちしてきやがった千歳。
あ〜イライラする!!