キミと私の理想論(短編)【完】


『よっ、舞花ちゃん、久しぶり!崇、あんまり舞花ちゃんに迷惑かけんなよ』




そう言って登場してきたのは、タカちゃんの友達の水谷千歳。




キラキラ笑顔で舞花に微笑んでいる。




…私は、無視ですか!?




『…あれ?なんだ、沙織もいたんだ?気付かなかったわ』





イラッ





『…ふふふ、タカちゃんのおまけさん、用事もないなら自分の教室に帰ったらどうかなぁ〜?』





わざと、にこやかな笑みを浮かべながらそう言うと、




ちっ




…今、舌打ちしたよね?





明らかに私に対して舌打ちしてきやがった千歳。





あ〜イライラする!!




< 4 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop