いち恋
先輩と付き合って一ヶ月くらい・・・

だけど、私の心のなかはまだ・・・
翔君でいっぱいなんだ。


そして、翔君のことが大好きだって
かんじるたびに
罪悪感も生まれるんだ・・・・



今日の朝だって、翔君と手つないで
学校まで走ってきた。


きっと翔君にはその行動に
意味なんてない。

でも、私はどうしても意識しちゃうよ・・・





あんなの、浮気に入っちゃうよね・・・




私って、最低な女だな・・・・














放課後になり私は杏里と一緒に部室に行った。



水泳部の部室は、グラウンドの横のプールの
すぐそばにある。


水泳部の部室からは、陸上部や、野球部、
テニス部が練習しているとこが見えるから
私はけっこう気に入っている。




「翔君、今日はなにやんの~?」


「うーんと、今日はとりあえず
グラウンド走って体力づくりするか」


「りょーかーい」



まだ四月でプールに入るには少し寒い日は
いつもグラウンドや校内を走って
体力づくりをする。



まだ一年生は入学したばっかりだから、
部活見学に色んな一年生が見に来る。



「ねえ、あの先輩かっこいいーっ!!」













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