拳
テニスをやめてから、私は学校を早退し、遊び呆けていた。
理由なんて無い。
やることないし。
楽しいから。それだけ。
同じく部活に行ってない菜穂と毎日のように2ケツでカラオケまで行ったり、
と遊んでいた。
その日も学校が終わり校舎から出たときだった。
『ちょっと、今日ともか時間ある?』
「有るに決まってんじゃん?」
『着いて来て欲しいところがあるんだ・・・・。いい?』
「いいよ?」
いつもと様子が違い、元気が無い菜穂をほっては置けなかった。
着いた先は産婦人科。内心、私は「やっぱり・・・・」と思った。
菜穂には大好きな彼氏、蓮君がいたし。
菜穂は生まれてこの方人を好きになった事がない私とは違い、いつでも彼氏が居た。
「あんた、ちゃんと避妊したほういいよ」
『大丈夫大丈夫!!』
いつもそういってたのに.....。
『蓮には言わないでちゃちゃっと下ろしちゃうよ・・・。この子もかわいそうだけどね。
ママには、ママが居るときにでも言うよ!』
菜穂のママは夜の仕事をしていて、パパはいない。
ママともなかなか会わないみたいだけど・・・・大丈夫かな。
『ともかは帰っていいよ!今日はマジごめんね・・・・・・・・。』
菜穂は目を少し赤くして言った。
こういうときは返って一人になりたいのかな、と思い、私は帰ることにした。
「じゃ、菜穂も気をつけてね!?何かあったらケータイに連絡して?」
『分かった』
ほほ笑みながら手を振り、私はその場を後にした。
だけど・・・・・・それから私の元に菜穂から連絡が来る事は無かった。
理由なんて無い。
やることないし。
楽しいから。それだけ。
同じく部活に行ってない菜穂と毎日のように2ケツでカラオケまで行ったり、
と遊んでいた。
その日も学校が終わり校舎から出たときだった。
『ちょっと、今日ともか時間ある?』
「有るに決まってんじゃん?」
『着いて来て欲しいところがあるんだ・・・・。いい?』
「いいよ?」
いつもと様子が違い、元気が無い菜穂をほっては置けなかった。
着いた先は産婦人科。内心、私は「やっぱり・・・・」と思った。
菜穂には大好きな彼氏、蓮君がいたし。
菜穂は生まれてこの方人を好きになった事がない私とは違い、いつでも彼氏が居た。
「あんた、ちゃんと避妊したほういいよ」
『大丈夫大丈夫!!』
いつもそういってたのに.....。
『蓮には言わないでちゃちゃっと下ろしちゃうよ・・・。この子もかわいそうだけどね。
ママには、ママが居るときにでも言うよ!』
菜穂のママは夜の仕事をしていて、パパはいない。
ママともなかなか会わないみたいだけど・・・・大丈夫かな。
『ともかは帰っていいよ!今日はマジごめんね・・・・・・・・。』
菜穂は目を少し赤くして言った。
こういうときは返って一人になりたいのかな、と思い、私は帰ることにした。
「じゃ、菜穂も気をつけてね!?何かあったらケータイに連絡して?」
『分かった』
ほほ笑みながら手を振り、私はその場を後にした。
だけど・・・・・・それから私の元に菜穂から連絡が来る事は無かった。