海の花は雪
少し遅れて、修子ちゃんがシャワーから戻って来ると、再び感嘆の声が上がった。

「絶景ですね〜高田さん、これはみごとです」

「いえいえ先生、まだこれからカツ丼とソバとラーメンがですね…」

ふふふと、二人が笑い合っている中、カツ丼とソバが届けられた。

炭水化物のオリンピックですか、これは…オレでも、こんなムチャ食いした事ないんですけど…

「さあさ、冷めないうちに皆さん食べましょう。今日は私のおごりですから、遠慮なく…」

高田さんは、嬉しそうに割りバシを割っている…

何か前々から計画していたみたいな感じだ。

「いただきます…」

両手を合わせ、ありがたくこの炭水化物のバイキングを頂く事にした。



食べ始めると、お腹がすいていたらしく、ドンドンとピザが胃の中へ消えていく…

シーフードピザ…照り焼きピザ…ツナコーンにマルガリータ…スペシャルミート…

さらには、カツ丼にソバ…ちゃぶ台に乗り切らないラーメンが背後にスタンばっていたりして、何かもうここは、B級グルメ天国だ〜…なんちゃって…
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