海の花は雪
先生の手がふれたとたん、その六角形が発光すると、温かい銀色の光がその場を明るく照らし出した。

自分が不思議そうに、その仕かけに見入っていると、先生が楽しそうに…

「まぁ、見てて下さい。えっと〜まず゙フレア゛」

と言って、六芒星を構成する金色のタイルがはまった三角形の一つに、そっとふれた…

すると、タイルが金色に光り出し…

「え〜っと次ばユラ゛」

その指が次に、隣の青銀色のタイルを飛ばして金色のタイルにふれると、同じように発光し…

「最後ばロイズ゛…っと、これで完了です」

残りの金色のタイルにふれて、゙ロイズ゛と唱えた。

すると、何かのシステムが発動したらしぐピッ゛という音がすると、モザイクの描かれた床が、ゆっくりとスライドして行った…

「ふふふ…この隠し階段は、私と陛下とイースしか知らないんですよ〜?ロイズには伝えてなかったですからね〜これの存在を…」

先生は立ち上がると、自分の隣に並んだ。
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