海の花は雪
「この本では、同じ上級魔法の重ねがけは、6時間以内は使えない事になってる…もしかけた場合、警告として゛ウロコ゛が目に付く所に、生えちゃうらしいよ?」
「…じゃあ」
「うん、6時間経てば、自然に消えるって書いてあったよ…深谷君は呪文を唱えてから、どれくらい経った?」
その説明を聞いた時の深谷君の、絶望に満ちた顔はすごく…現状が、ただならぬ事態になっている事を告げていた。
「…ハル…自分が呪文を重ねがけしたのは、昨日の8時頃なんだ…もう13時間は、とうに過ぎてる…」
「え、それ本当?!じゃあ、いったいそれは…」
同じ疑問が、お互いの頭に浮上した…
何かもっと別の事が書いてなかったかと思い、下巻でその辺の事が書いてあるページを読み返してみた。
が、そんな事は何も書いてなかった…
「…じゃあ」
「うん、6時間経てば、自然に消えるって書いてあったよ…深谷君は呪文を唱えてから、どれくらい経った?」
その説明を聞いた時の深谷君の、絶望に満ちた顔はすごく…現状が、ただならぬ事態になっている事を告げていた。
「…ハル…自分が呪文を重ねがけしたのは、昨日の8時頃なんだ…もう13時間は、とうに過ぎてる…」
「え、それ本当?!じゃあ、いったいそれは…」
同じ疑問が、お互いの頭に浮上した…
何かもっと別の事が書いてなかったかと思い、下巻でその辺の事が書いてあるページを読み返してみた。
が、そんな事は何も書いてなかった…