となりのキミ。
「…………美那…」
「あっそうそう♪私と哉斗付き合うことになったから♪だから苺は哉斗とばぁいばぁーい♪」
「…う……そだ…ねぇ?……哉斗?…うそだって……いってよ?ねぇ!哉斗?」
「…ごめん」
「…うそ!!そんなの……うわぁぁぁぁぁぁぁ!」
私は夢中で走り抜けた。
もう授業は始まるのに…
車通りの多い交差点に私はいた。
「…哉斗?好きだよ……なんで美那なの……?」
哉斗が私のすべてになっていた。
もうダメかな?
私から哉斗を取らないで…
哉斗と美那が一緒にいるのなんかみたくない。
よりによって信じてた親友にとられるなんて……
もう生きても楽しいことなんか…ないよね?
ねぇ神様?
ねぇ哉斗?
どうしたら幸せなあの頃に______
戻れますか?