海辺で恋するシンデレラ
それから、3日間。
悶々と1人で考えていたけれど、どうしたらいいのか
自分でも、分からなくなって―――――
プルル・・・
『・・・はい。』
「亜紀ぃ・・・私、もうダメかも・・・」
『っ?!・・・海桜?何があったの?泣いてる?』
私が電話した先は、亜紀の携帯。
どうしても、自分1人では抱えきれなくて
誰かに聞いて貰いたくて
一番最初に頭に浮かんだのが、亜紀の顔だった。
あれから、一度も連絡していなかったけど
こんな形で、連絡するとは思わなかった。
「もう、何が何だか分かんない・・・グスッ」
『え?え?・・・だって海桜。藤堂さんと上手くいってたんじゃないの?と、とにかく・・・今、何処にいるの?』
「家・・・」
『今から行くから、ジッとしててよ。』
そう言い放って、プチッと切れた電話。
20分後、亜紀は来てくれた。
しかも、コンビニの袋を片手に―――――