海辺で恋するシンデレラ
11.愛してる・・・だから
「・・・ん・・・」
カーテンの隙間から差す、朝日で目が覚める。
ゆっくりと、目を開けると
波瑠さんが太陽の笑顔を浮かべていた。
「おはよっ・・・チュッ」
「は、るさん・・・おはよう。」
「海桜は何時になったら、俺の事を波瑠って呼んでくれるのかなぁ。あの時だけだなんて寂しいんだけど・・・」
あの時・・・って
顔が一気に熱くなるのが分かる。
「ふふっ・・・その真っ赤な顔で許してあげる。」
額にkissを1つして、ベッドから出て行く。
「あ、朝食の準備しま・・・痛っ・・」
下腹部に痛みを感じて、動けなかった。
「無理しなくていいよ。昨日は、いっぱいしちゃったから。」
ウィンクをしながらキッチンに向かう。
えっ・・・でも、波瑠さん料理は・・・。
壊滅的なはず―――――