海辺で恋するシンデレラ
そんな事を思いながらも、ベッドから動けずも
ベッドの周りに散らばった下着や服をとり、身につける。
暫くして、トレイに乗せた
コーヒーといちごラテ、そしてエッグトーストが2つ。
「これ、波瑠さんが?」
「うん。上出来だろ?俺も海桜に呆られない様に進化してるからね。」
ふふっ・・・私が波瑠さんを呆るなんて事、絶対にない。
「ありがとう。」
「今日は特別。ベッドの上だけど、一緒に食べよう。」
私の身体の事を考えて、一緒にココで食べてくれる。
ちょっと崩れた目玉焼きだったけど
波瑠さんの優しさが込められた、とっても美味しいエッグトーストだった。
「じゃぁ、俺行くけど・・・海桜は、ココにいて。身体、まだ辛いだろうし。帰ってきた時に海桜の顔見ただけで凄く癒されるから。」
そういって、波瑠さんは出掛けて行った。