海辺で恋するシンデレラ
「でも、海桜?もし、藤堂さんを諦めるのだとしても、ちゃんと話合わないとダメよ?そうでないと、お互いに未練が残っちゃうから。そんなのダメ。」
そうだよね。
亜紀も、ちゃんとケジメ付けたんだものね。
波瑠さんと私が、ちゃんと前を向いて歩けるように
話さないといけないんだよね・・・。
でも、今逢ったら・・・私。
「なにも、今すぐに逢えとは言わないから。」
ポンポンと、背中を優しく叩く。
「うん。」
「じゃぁ、今日は寝ようか。」
その日、私達は仲良くシングルベッドで
2人一緒に寝た。
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≪・・えぇ・・・分かりました。お願いします・・・はい・・それじゃ。≫
次の朝、亜紀が誰かと電話をしている声で目が覚めた。