海辺で恋するシンデレラ
そんなものなのかなぁ。
私は、仕事を頑張ってる波瑠さんも好きだけど
私の前だけで見せてくれる、安らいでいる波瑠さんを見るのは
凄くうれしいんだけどな。
私だけ、特別みたいに思えて・・・。
「そのギャップが、凄く良いのに。あ、でもお仕事頑張り過ぎて、身体を壊さない様にして下さいね。波瑠さん。」
「海桜が俺の傍に居て、癒してくれれば大丈夫だよ。」
ポンっと頭に波瑠さんの手が落ちてくる。
「ね、波瑠さんは私の何処が好きなの?」
「ふっ・・・また、2人っきりの時に教えてあげる。」
波瑠さんは、目を細めて微笑んだ。
「うわー。何か今のエロくない?」
「バカ。お前に教えたくないだけだ。それより、仕事に戻らなくていいのか?」
波瑠さんが、言うのも無理は無い。
お店も混雑してきたし、オーナーなら尚更大変なんじゃないかと思う訳で。