海辺で恋するシンデレラ

コーヒーのいい香りが部屋に広がる頃には

キッチン周りも綺麗に片付いた。


「ん~良い香りだね。」


何時の間に後ろに居たのか、腰に手を回し後ろから抱きついてきた。


「きゃっ。もう、火傷しちゃうからリビングに行ってて。」

「もう少し、このまま・・・やっと、海桜が俺の腕の中に帰ってきたんだから。」


そう言われちゃうと、この腕を払いのける事が出来なくて

そのまま暫く、抱きつかれていた。


大人しくしていた私に気を良くしたのか

波瑠さんは、私のうなじにkissをした。

そして、首筋に舌を這わせ耳たぶを口に含む。


「あ、波瑠さん・・・ダメ。コーヒー冷めちゃうよ。」

「ざ~んねん。」


そういうと、チュッと頬に軽くkissを落として

コーヒーカップと私の分のいちごラテが入ったカップを持って

リビングにあるいて行く。

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