海辺で恋するシンデレラ
「あははっ・・・超ドキドキしたぁ。」
「ホント。スリル満点。マジやばい。海桜、もう一回行こうっか」
「ヤダよ。今度こそ捕まるよ。そしたら、亜紀の所為だからね。」
「あ、やっと亜紀って呼んでくれた。」
そういうと、亜紀は私に抱きついて喜んでくれた。
もう二度と、親友を失くしたくない。
笑って泣いて、一緒の時間を過ごしてきた、大切な友達。
これからも、ずっと一緒に居てね。亜紀。
そう思っていたのに。
あんな事が目の前で起きるなんて―――――――――
この時の私には、想像もつかなかった。