海辺で恋するシンデレラ


「あ、その写真俺の携帯にも送って。」

「え?だ、ダメです。だって、こんな変な顔・・・」

「なんで?めちゃくちゃ可愛いのに。」


か、か、可愛い?!

藤堂さんの言葉に、また血が頭に登って行くのが分かる。

あ、熱い――――――――

きっと今、顔が真っ赤になってるんだろうなぁ。


「あー、ほんと可愛過ぎる・・・。」


不思議な事に、藤堂さんも顔を赤くして

私を抱きよせた。


「と、藤堂さん・・??」


何が起きているのか分からない。


「ゴメン。俺、君の事が好きみたいだ。君が倒れたばかりで、こんなこと言うの卑怯だと思うけど・・・困らせる事言ってゴメン。」


う、そ・・・・・・。

藤堂さんが、私の事好き・・・?

夢みたい―――――――――――

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