デキちゃってない結婚
 それを酒井が笑顔で受け取り、真理子の空の缶ビールと乾杯をした。

「あっ、真理子さんもシャワー浴びます?」

 真理子は心の中で思った、何てこの人は私の心の中がよめるんだと。そしてそんなに深く考える必要は無かったのだと。

 真理子は酒井に短パンとロンTを借りて、勿論タオルも借りた。もう真理子は泊まる気マンマンだった。お風呂場に入ると、寒かったからか、レギンスとパンツをいっぺんに脱いで、上がって直ぐに穿けるようにセッティングした。勿論上も脱いで、勝負下着を着ていたことを確認してシャワー を浴びた。

 スッキリした真理子は体中の匂いを確認しながらタオルで体を拭いた。寒かったせいか拭く速度はかなり高速だった。

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