デキちゃってない結婚
 さらに真理子は純一の家に行った日のことを思い出した。一緒にお酒を飲んだ後いつの間にか寝てしまい、起きたら純一のベッドの上だった。隣で純一は寝ていなかったので安心したが、真理子より先に起きたみたいで、純一は朝ご飯の準備中だったので、もしかしたら先程まで隣に純一が寝ていたかもしれない。

 真理子はそう思いながらベッドから降りるとお尻に違和感を感じた、直ぐにトイレに入るとパンツが前後ろ逆になっていた。真理子はそれを見てヤってしまったと頭を抱えた。トイレから出ると先程寝ていた部屋に向かいゴミ箱の中を見た、しかし昨日お酒のおつまみに食べた柿ピーの袋しか入っていない。真理子は焦った、何故コンドームが入ってないんだ、しかもテッシュすら入ってない、真理子はこの時全てを理解した。

< 150 / 278 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop