デキちゃってない結婚
しかし子供が出来ているとは限らない。そう考えると不安要素はまだ消えたわけではない。真理子は直ぐに頭を抱えた。

 そんな中、春菜があることに気が付いた。それは仁王立ちしていたヒョウ柄女が居なくなっていたことだった。

「あの人真理子さんに訊きたいことがあったんじゃ」

「まぁ大したことじゃ無いでしょ」

「もしかしたら、取材に来たんじゃないですか?美月さんの事で。噂って広まるの早いじゃないですか」

「まさか、あんな変な人が記者なわけないでしょう」

「まぁ確かに」

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