デキちゃってない結婚
このまま帰ってイチャイチャしてたら嫌だなぁ。

真理子はそう思い飲んでいこうと缶コーヒーを開けた。

ちょうど自販機の横にベンチがあったので腰掛けた。

そういえば私のお腹の中に純一君の子供がいる可能性があったんだ、まぁそれも今度産婦人科に行けばわかるよね。

真理子はそんなことを考え溜め息を吐いた。

 しばらくして真理子が純一と夏歩の元に戻ると何故だか純一がびしょ濡れだった。

「どうしたの?」

「いえ、ちょっとタコがいたので捕まえようかと、逃げられましたけど」

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