デキちゃってない結婚
正直こんなときに、とも思ったが、 気が紛れるかもしれないと美月は着いてきた。

休憩所にはテーブルとイスもあったが、二人はイスに座らず並ぶように壁にもたれかかった。

「話って何?」

「あのさぁ昔、みっちゃんには手編みのセーター何か似合わないって言ったけど、似合ってるよ青のセーター」

 美月は驚いた、何故なら美月はコートを着ていて、中に青のセーターを着ていることが何故わかったのか不思議に思ったからだ。

しかも何故手編みってわかったのかもわからなかった。

でも美月は冷静になった、純一の言った言葉を頭の中で何度もリピートしていた。


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