地味子の素顔
「鈴、大丈夫だからな」

俺は優しく鈴を抱きしめた。


「…っく…っひ…く」

泣いている鈴の頭を優しく撫でた。

「今日はもう何もないのか?」

「放課後、呼び出し…」


どんだけ鈴を呼び出すんだよ。


「安心しろ、助けてやるから」


「うん」

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