純情彼氏


「……バカ」

「ごめんごめん」

笑いながらメール受信の確認をして
あたしはまた苦笑いを零した


「…はは…っ…」

『諦める気なんかサラサラないからな』


もはや忠告じゃん
本当に怖いんですけど


先輩のクラスにまで知れ渡ってるって女子の情報網凄いな

まるで他人ごとのようにそのメールを削除した


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