純情彼氏


これがあたしという存在なんだ

否定されようが侮辱されようが



これがあたしなんだ

心が痛みを感じなくなっているのかもしれない
それぐらい狂っていた


「………帰ろ」

今度はバカバカしくなった
ふらつく足で自分の地域行きのバスに乗り込んだ

バスは…少しタバコくさかった


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