純情彼氏


冬になってから強くなった風が先輩の髪を揺らしている

ふわふわとした茶髪の髪が揺れる

「………あっ……」

その姿が笑顔が
照れた時の圭にすごく似てる

圭に似てるなんてあり得ない
だって血が違うはず

「せんぱ……」

声をかけようとしたとき先輩は一軒の店に入った

「店長、奥借りる」

< 196 / 302 >

この作品をシェア

pagetop