純情彼氏


「もーっ!!じゃあご注文だけ」

「コーヒー
こいつは紅茶

……あっ、紅茶の方は砂糖3つで」

勝手に注文してるし
というか、好きな飲み物覚えてたんだ…

あたしが紅茶を好きだと言ったのは一回だけ

そんな些細なというか一回しか言ってないことを覚えてくれたことが嬉しい


「…なに、にやけてんの?」

「な、何でもないですっ」

あたしにやけてたんだ…

恥ずかしくなって俯いた


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