純情彼氏

それが学校一の人気者の泣き声なんて気がつかずにただ耳を傾けていた。



「………っ…うぅっ…ぐずっ…う~…っ」

だけど、だんだんと大きくなるその泣き声にもはや寝るどころじゃ無くなった。

体を起こしてあたりを見渡せば
綺麗な茶髪に学校指定の白いセーターと黒のズボンが見えた。

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