純情彼氏


本当に訳が分からない
頼まれたって誰に……?

「うーん。いい加減出てきなよ」

段差の向こうに目を向けてゆき君はため息をついた


「……ゆき、お前要らないこと言い過ぎだ」

不機嫌そうに今は一番あいたくない彼が降りてきた


「……け、い…なんで」

あんなにもう会わないと言ったくせに

「今更…って思ったかもだけど…アイツから全部聞いたんだろ」

アイツ……って先輩だよね
本当に息合ってるのか合ってないのか…

< 223 / 302 >

この作品をシェア

pagetop