純情彼氏


「…泣き虫」

「だぁーからお前しつこい…」

勢い良く言った言葉はだんだんと小さくなる。


そんな姿が怒られた犬のように可愛くて、それでもどこか臆病な姿にも見えて


その頭を優しく撫でてしまった。


「………?」

「……っ!!」


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