純情彼氏


そうなんだけど…と呟いてから杏は言葉を選んでいた

「いいよ。遠慮しなくて」

「………好きだからこそ妥協したくないなって」

「そかそか。杏は可愛いなぁ」

頭を撫でてやる杏は安心したように目を細めた


「…もうちょっと付き合って?」

「いいよ」

杏の気の済むまでゆき君のプレゼント探しをした
あたしは待っている間ケータイを弄ったりこんなのも似合うんじゃないかと教えてあげたりして

予定していたより早くプレゼントは決まった

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