純情彼氏


「これでいいの?」

「うん。七海のおかげだよ。ゆき喜んでくれると良いなぁ」

嬉しそうにプレゼントを抱えた杏にあたしも顔が綻んだ


「じゃあまた今度ね」

暗くなってきたから帰らないといけない

杏に別れを告げて帰りのバスに乗り込んだ
杏はパタパタと手を振っている

「………いいなぁ」


純粋に杏が羨ましい

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